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たに先生のカテキョブログ

家庭教師のことがよくわかるブログ

価値観の違いってなんで生まれるの?学問的に解説してみた!

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「あいつとは価値観が合うんだよね〜」
「あのリーダーとはどうも価値観が合わない」

最近“価値観”って言葉をよく耳にするな〜って感じています。価値観って一体何なんでしょうね?皆さんにはどんな価値観がありますか?
すぐにパッとなかなか答えられない質問かと思います。今回はそんな謎の多い言葉“価値観”について少しかじってた学問で学術的に解説していきたいと思います!これを読んで価値観の説明をスラスラできるようにしましょう!(いつすんねん)

価値観とは?

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ググってみました
いかなる物事に価値を認めるかという個人個人の評価的判断

三省堂 大辞林より

ふむふむ。「価値を認めるか」の「評価的判断」ですか…ほぅほぅ。
僕なりにこの言葉を噛み砕いてみると、要は
「それを良いと思うか嫌だと思うのかの個々人の判断基準」
っていうことなのかなと思います。
どういうことかというと
「俺はそれめっちゃいいと思う!」
「俺はそれあんま好きじゃないな!」
↑この違いが、いわゆる価値観の違いってやつなんでしょう
 
同じ物事が起きたり、見たりしてもそれを「どう捉えるか(認識するか)」は
当然、人それぞれです。それが価値観の違いです。

価値観ってどうやってできるの?

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では同じ人間なのに、どうして価値観の違いは生まれるのでしょうか?また、価値観というのはどのように形成されていくのでしょうか?
あるお話を例に、説明したいと思います。
 
AくんとBくんの2人の男の子がいます。
Aくんは、生まれた時から自宅でワンちゃんが飼われていたため
赤ちゃんの頃から、常に家にいる時はそのワンちゃんと過ごしていました。
散歩に出かけたり、ボール投げをしたり、一緒に寝たり、Aくんとワンちゃんはとても仲良しで一緒に年を重ねていきました。
 
一方Bくんは、自宅で犬は飼っておらず、それどころか、通学路の途中でそばを通るといつも大きな鳴き声でBくんに吠えてくる犬を横目に登下校を繰り返していました。
ある日、いつものように下校をしていたらまたその犬が吠えてきました。しかもよく見てみると、リードが壊れていたため、その犬はどこでも自由に動ける状態でした。
Bくんを見つけたその犬は、勢いよくBくんめがけて走り出し、Bくんの脚を噛んでしまい、ケガをしてしまいました。
 
幼い頃にそんな経験をした2人が、ある程度年を重ねて数年後、一緒に歩いて街へでかけていきました。すると近くに、コンビニにリードで繋がれたワンちゃんが1匹いました。それを見つけたAさんは、
「かわいいねぇ、かわいいねぇ」
と言ってワンちゃんに近づき、犬の頭をナデナデしていました。
一方でBさんはというと、そのワンちゃんに近づこうとはせずに距離を取り、身体もこわばって固まってしまいました。
 
 
全く同じ犬を見ているのに
Aさんは頭をなでにいき
Bさんは距離をとる
この行動の違いは、
2人の持っている価値観の違いによって生まれたものなのです。
このお話からわかるように、
価値観とは過去の経験によって形成されるのです。
Aさんは犬を飼っていて、愛情を注いだ経験があり、Bさんは犬に吠えられ、噛まれた経験があり、それによって、全く同じ「犬」という無色透明の存在を見ても、過去に経験したことによって形成された自分の価値観という色メガネを通して見たとき
Aさんは犬に近づく(犬好き)
Bさんは避ける(犬嫌い)
という行動に結びついたのです。
この「犬好き」「犬嫌い」というのが価値観そのもので、犬に限らず、人間はあらゆる物事に対してこの価値観を持ち合わせています。

全て同じ経験をしてきた人なんていない

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価値観がどのようにできるのかなんとなくわかったでしょうか?もう一度言いますが、
良いと思うか嫌だと思うのかの個々人の判断基準(=価値観)は過去の経験によって作られるのです。
ちなみに、この価値観というのは「大きなインパクトのある体験」か「周囲の環境や繰り返し」によって形成されると言われています。
さっきのお話でいうと、「犬に脚を噛まれた」というのはインパクトのある体験
「犬を飼ってた」「犬にずっと吠えられてた」というのは、周囲の環境や繰り返しの体験という分け方ができます。
 
となると、「価値観の違い」というのは、言いかえるならば
「過去の経験の違い」とも言えます。
人間生まれてから大人になるまで全く同じ環境に育って、経験をしてきたっていう人間なんていませんよね。双子だってそうです。ほぼ同じ遺伝子を持ち、同じ親に育てられても、友達が違ったり、通う学校が違ったり勉強やスポーツで違う順位を取ったりなど
経験がまるで違うので、形成される価値観も違います。
そう考えたら価値観なんて違って当たり前なんです。

お互いの背景を知ろう

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僕が思うに、この「価値観の違い」の問題というのは、ほとんどがお互いの背景を知らないことが原因で起きているのではないかと思います。
「なんであの人はそんな考えをするんだろう」と、不思議に思う人というのは皆さんも必ず1人は頭に浮かぶと思うのですが、その人もそういう考えや価値観を持つようになったのには「過去の経験」という理由があるからそうなっているんです。
好きでそうなっているんじゃないんです。
「そうなっちゃう経験」を過去にしてるんです。
みなさんはその人がそうなった理由を知っていますか?知らないで「あの人はああいう人なんだ」と諦めて決めつけてしまってませんか?そうなる前に(いや、そうなってからも)もっとお互いの過去のことを知るべきなんです。
そうすればお互いに価値観が違えど分かり合えるんです。人間は理由を知ると納得するんです。その人がそうなった理由をしっかり知りましょう

まとめ

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しかし、価値観の違いに納得しても「好きになれない人」というのは必ずいます。
そういう時はもう、しゃーーないです(笑)しかし、そういう時はもしかしたら自分自身に問題があるのかもしれないと考えた方がいいです。
その原因を外だと考えるのか、自分の中だと考えるのか、それができて色んな人を理解できるようになると、価値観は多様性を増し、あらゆる行動にブレーキがかかることなく進むことができます。
以前記事にした「カマスの実験のお話」のあらゆるガラス板がどんどん外されていくイメージです。(読んだことない方は参照してみてください↓)
極論、戦争やテロもこの「価値観の違い」から生まれているものです。
「俺の考えが正しい」
「お前の判断基準は間違っている」
理解できないのはしょうがないですが、生きてきた過去が違うから考えも宗教も違って当然なんだという考えを持つことができれば、この世の中はもう少し平和になるのになぁなんて思っています。
「違い」=「違い」であって
「違い」=「間違い」ではないですからね。
違いは単なる違いなんです。
互いの価値観の違いを受容できる世の中になりますように!